カブトムシの飼育体験談~成虫編~
カブトムシを、成虫やさなぎから育てるという人も多いです。
幼虫と成虫では全く育て方が違いますし、オスとメスの育て方を間違えるとすぐに死んでしまうことも。
子供に虫の観察経験とともに、命の大切さを教えてあげることも必要です。
今回は、私の体験談をもとに成虫の正しい育て方を紹介していきますね。
カブトムシの成虫でオスの育て方は?
まず、オスのカブトムシには、1匹につき1つの飼育ケースが必要です。
虫かごを使ってもいいですし、深めのタッパーや仕分けケースで育てている人もいるようですね。
我が家は普通に、虫かごを購入しました。
初めてカブトムシを育てたとき、何も知らずに3匹のカブトムシをひとつのケースにいれて育てていました。
3匹の性別は、オスが2匹とメスが1匹。
すると、オスはメスを巡ってケンカをしてしまい、強い方のオスが弱い方のオスをいじめ倒してしまったのです。
しかもカブトムシの活動は、主に夜。
日中は3匹とも大人しくしているので、それに気付くのも遅れてしまいました。
結局、飼育ケースを分けましたが、いじめられてしまったオスは短命。
3匹の中で一番早く死んでしまいました。
きちんと調べてから飼うべきだったと、深く反省。
それ以来は、オス同士は必ず分けて飼うようにしています。
多くても1つのケースに入れるのはメス2匹まで、オス1匹を守ってくださいね。
メス同士ならケンカはしないので、2匹一緒でも構いません。
カブトムシの幼虫の飼育場所は?
カブトムシは、直射日光の当たる場所には置かないよう注意しましょう。
日影で風通しのいい場所に置くようにしてください。
風通しが悪くジメジメしてしまうと、土やケースにカビが生えたり、キノコが生えたりする可能性があります。
我が家のカブトムシは、昆虫マットから長さ15センチくらいのキノコが生えてしまってびっくりしたものです。
基本的にカブトムシの飼育ケースは室内に置くべきなのですが、部屋の中で飼うのはとても抵抗があった私。
なので、玄関のシューズケースの上に置いて飼っていました。
玄関に置く場合も、土に霧吹きで水分補給をしたり、玄関の戸をあけて風通しをしたりと、湿度や環境には気を配る必要があります。
土は、昆虫マットを買ってきて使ったこともありますが。普通の種まき用の土でもちゃんと育てることができました。
カブトムシの成虫のエサ事情
カブトムシには、キュウリやスイカの皮などウリ科の野菜を与えるイメージがありました。
しかし、実際にあげてみた感想としては全然食べた形跡がないことに尽きます。
昆虫ゼリーは1匹あたり1日1個必要ですが、しっかり食べていました。
減っていることも分かりやすいので、昆虫ゼリーだけで育てても問題ありません。
むしろ、野菜を飼育ケースに入れると汚くなって、見栄えも悪いし手入れも面倒になります。
カブトムシの寿命について
9月中旬ごろまで生きているものもいましたが、やはり夏休みの終わりごろに死んでしまうカブトムシが多かったように思います。
死んでしまうのを見届けて、土に返すところまで子供と一緒にやったこともありますが、ここ数年は死んでしまう前に家の近くのちょっとした森に放すようにしています。
子供も、幼虫から成虫に育てたカブトムシが、自由に気を登っていく様子を見て満足気でしたよ。
ずっとケースに入れておくのではなく、最後は自然に返してあげるのも子供の情緒にとっては良いと思っています。
さいごに
カブトムシの成虫の飼育体験をお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。
普通にご家庭で1~3匹程度育てる場合、それほど難しい点はないでしょう。
また、オスとメスを一緒に入れておいた土には卵がいるので、保管しておくと翌年には幼虫が生まれるかもしれませんね。
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