花粉症に鼻うがいの効果って？子供にも出来る痛くない方法やおすすめグッズは？

2016/03/05 2016/03/10

花粉症で鼻水にくしゃみが余りにも辛くて、
「いっその事取り外して丸洗いしたい！！」
なんて思ってしまいますよね。
それなら「鼻うがい」が良いのですが、効果はどの程度なのでしょうか？
それに、痛そうなのが気になりますよね。

今回はそんな鼻うがいの子供にも出来る痛くない方法をおすすめのグッズと一緒に見ていきましょう。

花粉症に鼻うがいは効果的？

鼻うがいは、その名の通り鼻の奥と喉の境界までを液体で洗い流す事です。
鼻から液体を入れて鼻から出す、または、口から出します。
鼻うがいをすると、鼻水は勿論、鼻の粘膜に付着していた花粉や埃なども取り除く事が出来るのです。
原因となるアレルギー物質である花粉が取り除けるので、とても効果的ですよね。

鼻うがいで得られる効果は、花粉症に限ったものではありません。
鼻づまりの解消や鼻炎の改善、蓄膿症の軽減、風邪予防などに効果が期待できます。

ただし、注意も必要です。
鼻うがいをうす際に普通の水を使ってしまうと、プールなどで潜った時にたまに起こる鼻の奥でツーンとした刺激を感じてしまいます。
鼻うがいで使う液体は、生理食塩水や鼻うがい専用のものを使うと良いですね。
人間の体液と同じ浸透圧にすると痛みを伴わないで済むのです。

また、注入中に唾を飲み込む事や、鼻腔内に液体が残っているままで鼻をかむのは止めましょう。
耳管に液体が入り、中耳炎になる可能性があります。
鼻うがいを行なった後にちょっと残った液体があると、気になってつい鼻をかみたくなりますよね。
残った液体が気になる時は、頭を下に向けて左右に傾けると出て来ますよ。

鼻うがいで痛くない方法は？子供にはどう教える？

鼻うがいで痛くなってしまう原因は、使う液体のせいです。
体液と同じ浸透圧になる様に、1リットルのぬるま湯に食塩を9グラム混ぜて0.9％の生理食塩水を作ります。
この時使う水は水道水ではなく、ミネラルウォーターなどを使いましょう。
水道水は塩素が含まれているので、粘膜が刺激を受けてしまうからです。
温度は人肌程度の35~37度が良いですね。

次に注入方法ですが、洗面器などから直接も行えますけどネティ・ポットやシリンジを使うと楽に行なえますよ。

洗面台に顔を出す様に前屈みになった体勢で、生理食塩水を入れたネティ・ポットやシリンジの先端を片方の鼻に差し込んで注入します。
注入した方が上になる様に顔を横に傾けると、反対側の鼻や口から生理食塩水が出て来ます。
この時、喉の奥まで流れ込んでしまうと辛いですよね。
特に子供は反射的に飲み込んでしまうかも知れません。
その場合は、注入すると同時に「えー」と声を出しながら行って下さい。
声を出しながら行うと、舌である程度塞がれる為に喉の奥に流れ込まないですよ。
片方3,4回を目安に行なうと効果的ですね。