花粉症と風邪の症状の違いは？併発したら薬はどうする？飲み合わせの注意点は？

気温が少しずつ上がり始めて春を感じて来ると同時に、花粉症の方には辛い季節の到来ですね。
花粉症の症状は風邪と似ているものもあり、判断に迷ってしまいます。
どちらかだけならまだしも、花粉症と風邪を併発してしまったら・・・
症状の違いってあるの？
どちらの薬も飲みたいけど、併用しても大丈夫？

一緒に見ていきましょう！

花粉症と風邪を併発した場合　症状の違いってあるの？

花粉症と風邪、鼻水が出てくしゃみが止まらない・・・
なんて、同じ様な症状が出て分かりにくいですね。
実は、違いが分かりやすい症状があるのです。
一番分かりやすいのは、目の痒みです。
花粉症は、目に付着した花粉を取り除こうとして涙が出たり、痒くなったりします。
これは風邪ではほぼ起こらない症状ですよね。

では、花粉症と風邪のどちらでも出る症状の場合はどうやって見分ければ良いのでしょうか？
実は同じ様な症状にも、それぞれ特徴があります。
「鼻水」「くしゃみ」「喉の違和感」などは花粉症でも風邪でも出る、代表的な症状ですよね。

鼻水の違いは？

状態が違います。
花粉症の鼻水は、免疫の過剰反応で出て来るものです。
この時の鼻水の状態は、無色透明でさらさらとした水っぽいものになります。

それに対して風邪の鼻水は、ウイルスや白血球の死骸が含まれています。
すると鼻水の状態は、黄色く濁ってとろとろとした粘り気のあるものが出るのです。

くしゃみの違いは？

その頻度や回数です。
花粉症の方が重い症状になります。
風邪のくしゃみは連続しても数回程度なのに対し、花粉症のくしゃみは連続して
10回以上出る事もある程で、なかなか止まりません。

喉の違和感の違いは？

感じ方と状態が違います。
花粉症では目と同じく痒みを感じ、鼻水がさらさらしている為に痰が絡み付く事もありません。
しかし風邪の場合は痛みを感じ、喉が赤く腫れる症状が出ます。
粘り気のある鼻水の為、痰が絡む事もあります。

同じ症状でも、その現れ方で違いが分かりますよ。

花粉症と風邪を併発した場合　薬はどうすれば？

花粉症と風邪、原因となるものが花粉とウイルスで違いはあるものの、体内に異物が入って来た事に対して反応が現れるといった点では同じですね。
その為、花粉症の薬と風邪薬を併用してしまうと同じ様な成分が重複してしまう場合があります。

花粉症と風邪が併発した場合に、自己判断でそれぞれの薬を飲んでしまうと危険ですよ。
重複してしまった成分が一回分の容量以上になってしまうからです。
規定の容量以上に服用してしまうと、副作用が強くなる事や、思わぬ弊害が出て来る事があります。

どちらの薬も服用したい時は、薬剤師に相談するか耳鼻科や内科を受診して医師に相談しましょう。
先に服用している薬があれば伝えて、なければ花粉症と風邪の症状を伝え、成分が重複しない様に処方してもらって下さい。

さいごに

花粉症と風邪では、同じ様な症状でもその状態が全然違う事が分かりましたね。
どちらも辛い症状には違いがないので、早くどうにかしたいと思うでしょう。
でも、薬を併用する事は一歩間違うと危険を伴います。
自己判断ではなく、専門の知識を持った薬剤師や医師に相談する事が最善ですね。