花粉症と鼻炎の違いは？くしゃみ鼻水が止まらない原因と対策は？

花粉症と鼻炎、どちらも辛い症状です。
鼻水は止まらないし、くしゃみは出るし、どうにかしたいものですよね。
そもそも、花粉症と鼻炎の違いは何なのでしょうか？
そして、鼻水やくしゃみを軽減させる事は出来るのでしょうか？

花粉症と鼻炎の違いは？

症状がとてもよく似ているので、同じものだと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか？
実は花粉症もアレルギー性鼻炎の一種なのですよ。

一般的に鼻炎と言うのは「通年性アレルギー性鼻炎」の事で、ダニやハウスダストなどが原因になります。
原因となるものが身近にあれば、季節とは関係なくいつでも症状が出てしまいます。
その為、原因となるものを排除して適切な治療を受けなければ1年中症状が治まる事はないので、大変ですよね。

そして、一般的に花粉症と言われているのは「季節性アレルギー性鼻炎」の事で、スギやヒノキ、イネ科などの花粉が原因になります。
原因が花粉なので、1年中症状が出るわけではありません。
花粉のよく飛ぶ季節に症状が出ます。
スギやヒノキなら春頃、イネ科なら梅雨から夏にかけての時期ですね。

同じ鼻炎は鼻炎でも、原因が全く違います。
原因にあった対処法をしないと、症状は改善されませんので注意しましょう。

花粉症でくしゃみ、鼻水が止まらない原因は？

くしゃみや鼻水、これらは鼻で起こっている現象ですね。
ですから、鼻の役割に関係がある事なのです。

鼻は、呼吸で空気を取り込んで酸素を体内の肺へと送る時、入り口の役割があります。
この時、取り込む空気がいつも綺麗なものとは限りませんよね。
花粉や埃、ウイルスなどたくさんの異物が含まれています。
異物が体内へ入ってしまうと、体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そうならない為に、鼻が鼻毛や粘膜で異物を取り除き、フィルターの役割を果たしているのですね。

くしゃみも鼻水も、生体防御反応です。
くしゃみや鼻水が止まらないと言う事は、原因となる異物が取り除けていないからなのですね。

花粉症でくしゃみ、鼻水が止まらない時の対策は？

鼻水やくしゃみが止まらないのは、原因となっている花粉が取り除けていないと言う事は分かっても、そうそう簡単に花粉を全て取り除く事は出来ませんよね。
そこで、簡単に出来る鼻水やくしゃみが止まらない時の対策があります。

先ずは、鼻水を止める方法です。
・1つ目は、小さじ２杯程度の水を口に含みしばらくそのままにします。
すると鼻水が止まり、鼻の通りがよくなるのです。
最後に水は飲み込んで下さい。
・2つ目は、深呼吸してゆっくりと息を吐き切り、そのまま息を止めて鼻をつまみます。
その状態で頭を上下に何度も動かし、苦しくなって来たら止めて息を吸います。
・3つ目は、舌を口の上部に押し付け、指で眉間をぎゅっと押します。
そのままの状態で約２０秒間待つと、鼻の通りがよくなります。
これは周りの人の目も余り気にせずに出来る、やりやすい方法ですよね。

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次に、くしゃみを止める方法です。

・1つ目は、鼻から一気に空気を吸い込みます。
くしゃみが出そうになったら深呼吸する様に空気を吸い込むと、くしゃみが出にくくなります。
これはくしゃみで体内から異物を取り除くのと逆の行動です。
異物を体内に取り込んで鼻の違和感を取り除くので、余りおすすめは出来ない方法ですね。
・2つ目は、鼻の下にある鼻と口の間の凹んでいる部分を指で押します。
この部分にはたくさんの神経が通っていて、指で強く押す事によって神経の伝達を止める事が出来るのです。
これなら異物も体内に取り込まず、目立つ事もないのでおすすめですよ。

まとめ

花粉症も鼻炎の一種でしたね。
鼻水やくしゃみは異物を体外へ出す生体防御反応なので、出した方が良いものではあります。
とは言っても、花粉症による鼻水やくしゃみは寝不足になるほど辛い場合もありますよね。
そうなってしまうと、余計に体調を崩しかねません。
適度に止めて、余り生活リズムを崩さない様にしたいですね。