子供の花粉症は何科を受診？目の痒みがひどい時は？対策は？

2016/02/25 2016/02/28

子供は花粉症にはならないのでは・・・
と思われている方も多いのではないでしょうか？
確かに、少し前まではそうでしたね。

最近は若年化が進み、赤ちゃんでも花粉症を発症する場合があるのです。
子供が花粉症になってしまった時、病院は何科を受診すれば良いのか、対策はどうすれば良いのか、迷ってしまいますよね。

特に部分的な症状がある場合、今回は目なのですが、眼科なのかそれとも他の症状もあるから小児科でいいのか親としては迷いますよね。
目の対策と一緒にみていきましう。

子供が花粉症に　何科を受診したらいいの？

少し前の時代なら、小児科ではなく耳鼻咽喉科に連れて行きましょう、となります。
小児科の医師も、花粉症などのアレルギー性鼻炎は耳鼻咽喉科の医師に任せる事が多かったのです。

しかし最近は赤ちゃんでも色々なアレルギーが多い時代ですよね。
その為、小児科でもしっかり診察が出来るようになって来ています。
だからと言ってどこの小児科でも良いのかと言うと、そうでもありません。
どこでも良いわけではないとなると、どうやって受診する科を決めれば良いのか迷ってしまいますよね。

そこで決め手になるのが、アレルギーの専門医がいるかどうか、です。
アレルギーの専門医とは、専門的知識とアレルギー臨床の経験と実績を持っている、アレルギー疾患の診療を高い水準で行なう能力がある医師の事です。
アレルギーの専門医であれば、薬による治療だけではなく、日常での対策についても細かく教えてもらう事が出来ます。

日本アレルギー学会専門医・指導医一覧（一般用）
ではどこの病院にアレルギーの専門医がいるか、都道府県や専門科から簡単に調べる事が出来ますよ。

自宅から通える範囲内でどこにアレルギーの専門医が居るか調べてから、小児科に行くか耳鼻咽喉科に行くか決めた方が良いでしょう。

子供の花粉症で目の痒みがあるときは何科？

目をごしごしと頻繁に掻いていて目が充血している、瞼が腫れているなど、目の症状だけであれば眼科を受診すると良いでしょう。
眼科なので、目に関しては専門的に診てもらえますからね。
しかしそれは、本当に目だけに症状がある場合だけです。

花粉症の場合、多くが色々な症状を併発しますよね。
大人だと鼻水やくしゃみが止まらない症状がよくあります。
実は子供は鼻水ではなく鼻詰まりが多く、くしゃみも余り出ません。
子供の鼻は小さいので鼻詰まりしやすいのです。

鼻が詰まると花粉も入って来なくなる為、くしゃみも出ないと言う仕組みですね。
なので、口を開けて息をしているようであれば、鼻にも花粉症の症状が出ているかも知れません。
その場合は、アレルギーの専門医が居る小児科か耳鼻咽喉科を受診する方が良いでしょう。

花粉症の目薬は、小児科や耳鼻咽喉科でも処方してもらう事が可能です。

目の痒み以外にも症状がありそうな時や判断が難しいと思った場合は、総合的に診てもらえる小児科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。

子供の花粉症、目の対策は？

子供は大人よりも我慢出来ずに、目を擦ったり掻いたりしてしまいますよね。
目の痒みは掻いてしまうと粘膜を傷付けてしまい、炎症が悪化してしまう事もあります。
痒みを抑える為には、目薬を使用すると良いでしょう。

それ以外にも、花粉から守る対策は必要です。
花粉によって症状が出るのですから、目の周りに花粉を付着させなければ良いですよね。
一番防げるものは、花粉防止用のメガネです。

花粉が入り込まない様に作られているので、ほぼ花粉が付着しません。
しかし、保育園や幼稚園では遊んでいる時に壊れたりすると危険な事から、使用禁止にしている所も多い様です。
その場合は、携帯出来るノンアルコールタイプのウェットティッシュを持たせます。
目が痒くなったら、ウェットティッシュで擦らない様に軽く拭く事を教えてあげると良いですね。