プロペトを赤ちゃんがなめるけど大丈夫?副作用の心配は?長期使用は?
2016/11/07
赤ちゃんは皮膚疾患にかかりやすいため、皮膚科を受診する機会も多いですよね。
そんなときに、よく処方される軟膏にプロペトがあります。
今回はプロペトにスポットを当てて、ちょっとした疑問から聞きにくい質問までしっかりと答えます。
プロペトがついた指を赤ちゃんがなめたり、目に入ってしまっても大丈夫?
プロペトを赤ちゃんがなめることはとてもよくあることです。
プロペトは白くて、なめらかなクリームみたいなものなのでおいしそうに見えてしまうのでしょうか。
プロペトの原料は石油です。
過去に、石油から作られた薬品で重大な副作用を引き起こしたことがあったため一部のママは「プロペトも危険なもの?」と思うかもしれないですね。
でも、プロペトはワセリンを精製して不純物を取り除いてあるものなので、手に付いたものをなめてしまった程度ならば心配いりません。
ただ、ケースに入ったプロペトを生クリームを食べるように食べてしまっとしたら多少心配です。
プロペトを一時的に大量に飲んでしまったときは、油をたくさん飲んでしまったときと同じようなことが起こるといわれています。
念のため、医師に指示を仰いだ方がいいでしょう。
プロペトだけでなく、薬類は赤ちゃんの手の届かないところに保管するようにしましょう。
プロペトが目に入ってしまうこともよくあることです。
しかし、目に入ってもプロペトが悪さをすることはないので心配ありません。
赤ちゃんにプロペトの副作用は?注意する点は?
赤ちゃんにプロペトを使うとき、副作用について心配する必要はないでしょう。
プロペトは1955年に誕生し、長年使われてきているものです。
その間、副作用が起きたり問題を起こしたことはなく安全性が極めて高い薬と言えるでしょう。
ただ、プロペトは油です。
肌に油を塗って、太陽の光を浴びるとサンオイルを塗った状態になるため日焼けしやすくなってしまいます。
プロペトを塗ったら、直射日光を浴びるのは避けたほうがいいでしょう。
また、プロペトは安定性が高いため他の軟膏と混ぜて使われることも多いものです。
安定性が高いものですが、油であるため酸化に弱い欠点があります。
保管するときには直射日光を避けて保管しましょう。
また、プロペトを容器から取り出すときは手で直接とるのではなくヘラを使うと容器に雑菌が入らず衛生的です。
プロペトは1年程度で使い切り、変色や異臭を感じたら使用はやめましょう。
プロペトを赤ちゃんに長期使用しても大丈夫?
プロペトを赤ちゃんに長期使用しても問題ありません。
プロペトには、治療効果はないため肌に与える影響もありません。
ただ、長期保管していたプロペトを使っていると変質していることがあるのでやめましょうね。
最後に
プロペトは50年以上も使われてきました。
肌のバリアや保湿など、用途の幅も広く安心して使える薬ですね。
ただ、プロペトには傷を治したり炎症を沈める効能はありません。
乾燥だけでなく、炎症や痛みがある場合には使用を中止して医療機関を受診するようにしましょう。
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