カーネーションの鉢植えの蕾が咲かない原因は？水やりの方法と植え替えはどうする？

2016/03/29 2016/04/28

カーネーションの鉢植えを貰うと、蕾が沢山付いています。
沢山の花が咲くと思っていたのに、そのまま咲かずに終わってしまう、なんて事もありますね。
つぼみのままで終わらせずに、なるべく多くの花を咲かせたいですよね。

今回は、日常のお手入れの仕方や蕾を咲かせる方法を紹介していきますね。

カーネーションの鉢植えの蕾が咲かないのは？咲かせる方法は？

カーネーションは、とても多くの蕾を付けます。
しかし、その全ての蕾が咲く事はないのです。
カーネーションは自身の力で花を咲かせられる以上に蕾を付けてしまうので、どんなに適切な環境で育てても、全てを咲かせるのは無理なのですね。
その為、枯れてしまった蕾や中身がスカスカの蕾は切り取ってしまいましょう。

スカスカになっているかどうかは、軽く触ってみると中身が無いので直ぐに判りますよ。
その様な、今後咲く事がないものも残っていると、栄養が分散され、咲くはずの蕾に十分な栄養が行き渡らず、咲かなくなるのです。

次に、飾る場所は日当たりが良く、風通しの良い所が良いですね。
もし飾りたい場所が日当たりの悪い所なら、日中だけ日の当たる所に置いて日光浴をさせてあげると良いですよ。
ただし、カーネーションは暑過ぎても弱ってしまうので、注意が必要です。
暑い時期の直射日光や風通しが悪くて蒸し暑くなる場所では逆効果になってしまい、萎れてしまいます。
後は適度な水やりで、カーネーションはちゃんと咲きますよ。

カーネーションの鉢植えの水やりすぎは原因？

カーネーションは、蒸れに弱い植物です。
水が多過ぎると鉢の中が蒸れてしまい、根腐れの原因にもなります。
表面の土が乾いたらあげる程度に、水やりをしましょう。
水の量はたっぷりと、鉢底から流れ出る位にあげます。

暑い時期は日中にあげてしまうと鉢の中の温度が上がり過ぎてしまう為、朝か夕方が良いですよ。
逆に寒い時期は早朝や夕方にあげてしまうと、凍結の恐れや温度が下がってカーネーションには寒過ぎたりします。
寒い時期は、気温の上がり始める午前中にあげると良いですね。

水やりをする時は葉や花にかからない様に、土に直接あげます。
葉や花からは水を摂取する訳ではないので、不要なだけなのです。
鉢の受け皿、鉢カバーやバスケットに飾っている場合は、不要な水が抜けてから戻しましょう。
水がダラダラと流れ出る間に戻してしまうと、有り余った水が溜まるせいで鉢の中が蒸れてしまうからですね。

カーネーションの鉢植えを植え替えるとどうなる？

カーネーションが届いた時の鉢は、小さ目な事が多いです。
根が鉢の中に回りきってしまって、鉢の下から出て来ていると、窮屈な状態です。
新しい茎が伸びなかったり、水が染み込みにくくなったりしてしまいます。
その場合は、根詰まりを起こして育ちにくくなるので、一回り大きな鉢に植え替えた方が良いですよ。

植え替え先の鉢には、蒸れない様に水捌けを良くする為に底石を敷いてから土を入れましょう。
届いた時に既に窮屈そうなら、直ぐに植え替えてあげた方が良いですが、それ以外であれば植え替えに適した時期があります。
花が一通り咲き終わる、6月中旬に行なうのが良いですよ。
この頃は花もほとんどなくなる時期なので、茎の半分位を残して切ってしまう、切り戻しを行ないます。
次の時期にまた花を咲かせる為に行なうものですね。

それと同時に、植え替えも行います。
状態を見て必要であれば植え替えを行なうと、生き生きと育てられますよ。
一口に植え替えと言っても、鉢から一回り大きい鉢への植え替えもあれば、鉢から庭などの地面に植える地植えもあります。
しかし、カーネーションは地植えも出来ますが、余りお勧め出来ません。
カーネーションは気温が最低でも0度以上必要で、暑過ぎても駄目です。
出来れば、10～20度を保てる場所が良いですね。
地植えをすると動かせませんから、夏や冬にカーネーションには適さない環境になってしまう事がありますよね。
年間を通して適切な温度を保てない様であれば、地植えはしない方が良いですよ。