手足口病で休む期間は決まってるの？小学校の出席停止は何日？？

手足口病は、体の中から完全にウイルスが消えるまでに1か月程度かかると言われています。
しかしお子さんが小学生の場合、あまり長い期間学校を休んでしまうと、勉強や活動に支障が出てしまうので困りますよね。
また、親御さんの仕事の都合などで、できればあまり休ませたくないというご家庭もあるかもしれませんね。

手足口病にかかった場合、具体的にどのくらいの期間で登校できるものなのでしょうか？
出席停止期間や登校する時の注意点と一緒にみていきましょう。

手足口病で休む期間　小学校は？

学校保健法において、手足口病にかかった子供が小学校を休む期間というのははっきり定まっていません。
病状が回復し次第登降してよいことになっています。

熱や湿疹・口内炎が軽くなり、本人の体調が普通に戻れば、登校が可能です。
ただし、その子供により重症度が異なるのが手足口病の特徴です。
熱もなく、湿疹も軽く済めばその分休む期間は短くなります。
反対に熱が長引く場合、口内炎がひどく食事が思うようにできない場合などは、体力の回復にも時間がかかるので、小学校を休む期間もそれだけ長くなってしまいます。

手足口病になった時の小学校の出席停止期間は何日？

手足口病は、学校保健法によって決められている出席停止の病気ではありません。
出席停止期間というくくりはなく、本人の体調がよくなり次第の登校でＯＫです。
小学校の場合、登校許可証などの提出も必要ないことがほとんどです。

手足口病の後小学校に登校するときは、以下のような項目をチェックしましょう。

出席停止の病気ではないので、登校するときの明確な基準というものもありません。
はっきりとした決まりがないので、どうするべきか判断に迷う方も少なくないです。
しかし、本人の体調が小学校での活動に耐えられることや、周囲の児童に感染しない状態で登校させるのは親の義務ともいえるでしょう。
感染性の病気ですので、周囲への配慮を忘れないでほしいと思います。

湿疹がジュクジュクしている場合は接触感染で広まりやすいですし、飛沫感染で広がってしまうこともあります。
この病気は１～３日で熱が下がることがほとんどですので、２～３日は自宅でしっかり休養させてあげることが望ましいです。

手足口病後、小学校に登校させるときの注意点とは？

手足口病の症状が落ち着いたら、以下のようなことに注意して登校させましょう。

手足口病は、目に見えた症状が消えてもしばらくは体の中にウイルスが残ります。
万が一の感染に備えて、マスクをさせて登校させるようにしましょう。
また、発熱や食欲の低下によって体力や抵抗力が一時的に落ちていることも多いです。
そのため、体育やプールの授業など激しい運動は避けるようにしましょう。
さらに、トイレのあとの手洗いを徹底するように、子供に指導してください。
手足口病のウイルスは、発症から１ヵ月程度は便の中に混ざって出てくるのです。
そのため、糞口感染(※)してしまう可能性も否定できません。
(※糞口感染とは、便に混ざったウイルスが手に付着し、何かの拍子に口の中に入って感染すること。)
トイレのあとはせっけんで手を洗うようにと、ご家庭で改めてしっかり説明してあげることも大事です。

さいごに

いかがでしたか？
手足口病は、４歳以下の乳幼児に多く、小学生にもなると感染力や発症率もぐっと下がります。
しかし症状が出るととてもつらい病気なので、決して甘く見ることなく、しっかり休養を取らせてあげるようにしましょう。