手足口病で保育園は何日休む？登園の目安は？注意点も！

手足口病は、非常に感染力が強い病気です。
発症したら必ず保育園を休ませなければなりません。
症状の出方には個人差がありますが、熱や手足の湿疹、口内炎の痛みなど強い症状が出るので、日常生活を普通に送るのは困難になります。
しっかりと体を休ませてあげることが必要になりますが、具体的には何日くらいの期間休まなければならないのでしょうか？

今回は、登園の目安や登園させる時の注意と一緒に見ていきましょう。

手足口病で保育園は何日休む？

手足口病は、出席停止の感染症ではありません。
そのため、何日間保育園を休まなければならないというはっきりとした規定がありません。
また、同じ手足口病でも症状の出方や、重症度には個人差があります。

それぞれの子供によって、個人差があります。
そのため、発症から何日で保育園に登園できるかという判断も変わってくることになります。

手足口病になった時の保育園の登園の目安は？

手足口病後の登園の目安は、以下の通りです。

手足口病の登園の目安は、熱が下がり、食事ができて湿疹が目立ちにくくなってくればOK。
湿疹は必ず乾いていることが条件です。
水泡が破れてジュクジュクしている場合、他の園児との接触で感染が広まってしまいます。
水泡が消え、全体的に湿疹が目立たなくなるまでは自宅で休養しましょう。
ただし、手足の湿疹は完全に消えるまでにかなり時間がかかることも多いです。
湿疹がすべて消えるのを待っていると、何週間と保育園を休まなければならず、親御さんも困ってしまいます。
そのため、目立たなくなるまでという曖昧な基準になってしまうのです。

また、体の中には発症から1ヵ月くらいはウイルスが残ります。
熱や湿疹などの症状が消えても、便の中にウイルスが混じるのです。
完全にウイルスが体から消えるまで保育園を休むというのも、無理がありますよね。
ですから、目に見えた症状が落ち着いたら登園するようにしている人がほとんどです。

もし自分で判断できないと思ったら、掛かりつけの小児科医に相談しましょう。
病状を見せながら、何日くらいで登園してもよいか指示してもらうと安心ですね。
また、保育園側に現在の治り具合を説明し、登園してもよいか相談するのもよいと思います。

手足口病後に登園するときの注意点とは？

手足口病の症状が落ち着いて、登園することになったら、以下のことに注意しましょう。

症状が治まっても、体の中に菌が残っている可能性があります。
手足口病が治ってすぐの登園時は、マスクを必ずして登園させるようにしましょう。
また、高熱がでたり、食事が思うようにできなかったりする場合も多いです。
体力が一時的に低下していて、まだまだ本調子ではありません。
激しい運動はさせないようにする必要があります。
手足口病が治ってすぐは、プール遊びなども見学にしておくと安心です。

また、保育園によっては、手足口病後の登園は登園許可証の提出が必要なこともあります。
園に確認し、必要に応じて病院で許可証を書いてもらうようにしましょう。

さいごに

いかがでしたか？
手足口病は非常に感染力の強い病気ですが、何日経過したら登園可能という明確な基準がないことが分かりました。
この場合登園のタイミングに迷うこともあるかもしれませんが、かかりつけ医や保育園側に確認するなどして判断するとよいでしょう。