手足口病の後に皮が剥けることはある？皮むけの対処法と他の原因も！

2018/02/25

手足口病にかかったあと、手足の皮が剥けるという症例があるようですね。
しかし、手足口病の症状には個人差があったり、時間差で出てくる症状があったりと、判断に迷うことも多いです。

今回は、手足口病と皮が剥けることの関係性につて調べてみましたので、ご参考ください。

手足口病の後に皮が剥けることってあるの？

手足口病が治ったあと、皮膚の皮が剥けることはよくあります。

この病気は発疹が出て、その発疹は水泡になったりするのが特徴です。
水泡が破けることもあり、皮膚は傷付いてもろくなってしまいます。
しばらくするとその皮膚が再生され、古く必要なくなった皮が剥けてくるので、手足口病が治ったあとに皮が剥けるというわけなのです。

ただ、これも症状の出かたと同じように個人差があるようです。
皮が水虫のように剥けるケースもあれば、かさぶたが治ってくるときに一緒に皮が剥けることもあります。

また、手足口病を発症して5～10日で皮むけが落ち着くこともあれば、1カ月後に突然皮が剥けるということもあります。
症状の出かたはみな一様ではありません。
ほとんどのケースが心配いらないものではありますが、もし不安になった場合は皮膚科や小児科に相談しましょう。

手足口病の皮むけの対処法は？

手足口病の後の皮むけが見られたら、以下のような対処をしましょう。

保湿する

手足口病の発疹により傷付いた肌は、今入れ替わろうとしている時期です。
子供は新陳代謝機能が活発でとてもよく働くので、それほど念入りなケアは必要ありません。
しかし、健康な肌に戻してあげるためにはしっかり保湿をすることが大事です。
特に乾燥肌の子供やアトピー体質の子供は、手足口病の発疹の症状がひどく出てしまうこともありますので、適切な対処が必要です。
乾燥によりかゆみを感じていると、皮を無理に剥いたり、かいたりしてしまうので皮膚を傷つけやすくなります。
適度に保湿をし、健康な肌にしてあげましょう。

紫外線に注意する

皮が剥けているときは、皮膚が薄くなっている状態です。
紫外線に強く当たることがないように注意しましょう。
薄くなった皮膚に紫外線が当たると、日焼けの炎症がひどくなる可能性があります。
長時間の外遊びや、プールなどで日焼けすることがないよう、対処してあげましょう。

子供の手足の指先の皮むけの原因は他にもある？

手足口病からしばらく経過してから皮が剥けるケースもありますが、あまりにも期間が空いているときや関係がなさそうと感じる場合、他の可能性も視野に入れましょう。

水虫

水虫菌に感染することで起こり、家族間・プールや温泉などで感染します。
足の指やひらの皮が剥けることが多く、治るまでには1～2年と長くかかることも。

汗疱（かんぽう）

自分自身の汗によってできる湿疹です。
プツプツした湿疹とともに、手の指や足の指の皮がける症状が出ます。

溶連菌

溶連菌にかかって、しばらく経過すると手や足の皮が剥けてきます。
熱が下がってから1週間程度で皮むけすることが多いと言われています。
手足口病と溶連菌は、口の中や手足に発疹ができ、熱が出るなど、症状が似ているので間違いがないとは言い切れません。
溶連菌の場合10日間は抗生物質を飲まなければならず、しっかり治さないとぶり返すこともある病気です。
心当たりがある場合は小児科でもう一度相談し、必要に応じて検査を受けましょう。