手足口病に鎮痛剤を子供に使ってもいい？口内炎の痛みを緩和させる方法は？

手足口病は、口内炎や発疹に痛みを感じることも多く、子供がぐずったり夜泣きをしたりするケースが多いです。
子供本人も、看病する保護者も体力と精神力を消耗します。
そんなとき、少しでもお互いゆっくり休めるようにするにはどうしたらよいでしょうか。

今回は、手足口病時の鎮痛剤の使用、症状を緩和させる方法などについてまとめてみました。

手足口病の口内炎の痛みに鎮痛剤を子供に使ってもいいの？

手足口病では鎮痛剤を子供に飲ませることで、痛みが緩和されることがあります。
実際に鎮痛剤を飲ませて、飲食をさせたり、夜ぐっすり眠らせてあげたりという体験談もネット上には多く寄せられています。

子供の手足口病に使用できる鎮痛剤はいくつか種類があります。

普段の風邪で処方されて、その後残っているものを使っても大丈夫です。
市販薬では、小児用バファリンがあります。
3歳以上のお子さんが対象なので、それ以下の小さなお子さんは処方された鎮痛剤を使用するように注意しましょう。

医師によっては手足口病には鎮痛剤を含め、薬の処方をしないこともあります。
病院で痛みがひどく日常生活が困難だということを伝え、鎮痛剤の処方をお願いしてみましょう。

口内炎で痛がる子供に鎮痛剤を使う判断の目安・注意点

手足口病で鎮痛剤を使う目安は以下の通りです。

このような状況では、鎮痛剤の使用も考えたほうがよいでしょう。
水分を拒否しているときは、脱水症状を引き起こしている可能性があります。
病院を再受診して、適切な指示を受ける必要があるでしょう。

また、子供の機嫌が長い期間悪く、夜もぐっすり眠れないような状態なら、鎮痛剤の手を借りてもよいと思います。
看病で体力を奪われ、疲労がたまると免疫力や抵抗力も落ちます。
そうすると、今度は大人も手足口病ウイルスに感染しやすくなってしまうでしょう。
子供本人もしっかり休養をとって体力を回復させないと、病気の治りも遅くなります。
無理しすぎず、しんどいと思ったら鎮痛剤を飲ませても問題ありません。

手足口病の痛みを鎮痛剤以外で緩和させる方法は？

鎮痛剤を使用したくない、または今手元にないので他の方法で紛らわしたいという人もいるのは。
手足口病のつらさを緩和させる方法をご紹介します。

口内炎

口内炎は、とにかく水分補給以外はそっとしておくことが大事です。
無理に食べさせようと躍起になったり、しゃべらせたりしないように静かにして過ごしましょう。
また、あごの下を冷やして冷感を与えると、痛みが若干和らぐこともあります。
子供の気持も落ち着きやすいので、何もしないのとはずいぶん違います。

発疹

発疹もかゆみだけでなく、痛みを伴うことがあります。
こちらも冷やすことで、症状が緩和されますので試してみましょう。
手足口病と分かったら、冷蔵庫に濡れタオルを何枚か入れておきます。
冷やしたタオルを患部に当てて、過ごしましょう。
何枚かストックがあれば、温度がぬるくなってもすぐに交換できてとても楽です。
水風呂に入るのも効果的ですが、子供が嫌がることもあるのでできる範囲で試してみてください。

さいごに

いかがでしたか？
手足口病は、3～4日程度が症状のピークですが、この期間は結構長いですよね。
鎮痛剤の使用やそのほかの緩和ケアを臨機応変に行い、子供の苦痛を少しでも軽減させてあげるようにしましょう。