手足口病の口内炎の痛みはいつまで続くの？ピークはいつ？緩和させる方法は？

手足口病は、熱や手足の湿疹よりも口内炎の痛みに悩まされることが多いですよね。

口内炎の痛みにより、食事も水分補給も思うようにできないことが一番のネックとなります。
そこで、手足口病の口内炎の痛みはいつまで続くのか、どのくらいでピークを迎えるのかまとめてみましたのでご参考ください。

手足口病の口内炎の痛みはいつまで続くの？

手足口病の口内炎の痛みは、3日～4日程度続くことが多いです。
しかし、この病気の症状の出かたやその程度には、個人差が大きいもの。
口内炎がほとんど出ないこともあれば、いつまでも痛みが引かずに苦しむケースもあり、一概に「いつまで」と断定はできません。
また同じ手足口病でも、大人が感染した場合と子供が感染した場合とでは、症状が出るタイミングや痛みの程度には差があります。

通常3～4日で痛みは治まってくることがほとんどですが、口内炎自体が治るには1週間程度かかることもあると考えておきましょう。

手足口病の口内炎のピークは？

手足口病は最初に熱が出て、その翌日くらいから口内炎が出はじめます。
口内炎のピークは、発症から3～4日程度でしょう。

ただ、手足口病は症状の程度や出かたが大きく違う病気です。
というのも手足口病の原因となるウイルスは、ひとつではありません。
原因となるウイルスいくつかあり、そのウイルスによって症状の現れかたが違ってきますので、ピークの日数なども若干異なります。

平均的には、熱や湿疹、口内炎などの症状に限らず、発症した日から3日～4日経てば症状が和らいでくると思っておきましょう。

手足口病の口内炎の痛みを少しでも緩和するには？

例え3～4日の間のことでも、口内炎の痛みに耐えるのはとてもつらいですよね。
また子供の場合、口内炎の痛みによって水を飲むことも拒否することがあります。
こうなると脱水症状を引き起こす可能性もあり、非常に危険です。
手足口病の口内炎の痛みを和らげる方法をみていきましょう。

手足口病は、特効薬のない感染症です。
そのため回復を早めるような薬などはなく、対症療法と気持ちを楽にする方法で痛みを緩和してあげましょう。

子供の場合、うがい薬での殺菌は難しいと思いますので無理強いはさせなくて大丈夫です。
痛みが落ち着いてきてからでもよいでしょう。
また、栄養面が心配だからと無理に食事をさせようとしたりしないことも大事です。
ろくに食事ができないことが続くと、心配で無理にでも何か食べさせようとしてしまいがち。
しかし、口内炎や喉の痛みが激しいうちは水分補給だけでもしかたないと開き直ることも必要です。
本人が欲しがるときに、欲しがるものを与えるというスタンスでOKです。

また、あごの下や周りを冷たいタオルで冷やしてあげると、症状が落ち着くことがあります。

さらに、このような場合鎮痛剤の使用をおすすめします。

このように、生活に支障をきたしている、脱水の危険があると感じたときは鎮痛剤を使用しましょう。
鎮痛剤の使用に決して危険はありません。
本人に処方されたものであり、用法と容量を正しく守っていれば、乳幼児でも全く問題なく使えます。
世話をしている保護者の方も、看病で疲労やストレスがたまってきたと感じたら、鎮痛剤を使用して親子ともに休むことも必要だと思います。

さいごに

手足口病の痛い口内炎は、数日間続きます。
このつらい状況がいつまで続くのかと、途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
あまり我慢しすぎず、痛みを緩和する方法を試しながらなんとか乗り切っていきましょう。