渋皮煮を柔らかくする方法は？鬼皮の剥き方で渋皮を傷つけないコツも！

秋といえば栗！！

栗のおすすめの食べ方に渋皮煮があります。
渋皮煮を作るというとハードルが高い気がする
かもしれませんが…大丈夫です。

初心者でも柔らかく作ることの出来るコツをお伝えします。

渋皮煮を柔らかくする方法は

まず、渋皮煮を作るときにはゆったりとした気持ちが必要です。
そのためには、時間に追われていない日に渋皮煮を作ることです。

渋皮煮を柔らかくするためには丁寧に栗の鬼皮を剥くこと、アク
取りを丁寧に行うことの二点です。
こちらが出来れば、柔らかくて美味しい渋皮煮が出来ますよ！

渋皮煮で渋皮に傷をつけない鬼皮の剥きかた

栗は皮を剥くのが大変ですよね。
まず、お鍋にたっぷりのお湯を沸かします。沸騰したら栗を入れて
3分くらい茹でます。
こうすることで鬼皮が柔らかくなり剥きやすくなりますよ。
ザルに出し流水にて冷やします。

皮の剥きかたですが、わたしは座ってゆっくり行います。
家族に手伝ってくれる人がいるなら一緒に話しながら行うと楽しいですね。

栗のおしりの部分を薄く包丁で剥きます。
そこから、手で剥いていきます。
このときに渋皮に傷をつてけてしまうと煮崩れしてしまう原因
になります。
この工程は、ゆっくりと丁寧に行います。

どうしても傷がついてしまう栗もあります。
娘は崩れているほうが甘味が染みていて美味しいと、崩れている
栗から食べています。
好き好きですね。

渋皮煮で栗を柔らかくするためのアクの取り方

鬼皮が剥けたら、栗を鍋にいれます。
ひたひたの水をいれて重曹を小さじ½入れ火をつけます。
沸騰したら弱火にして5分アク抜きをします。
アクを洗い流すため、お鍋を水道の下に運びます。
お水を鍋にいれながら溢れさせていきます。
このとき、お水が栗に直接当たらないように気をつけて下さい。
たっぷりのお水の中で栗を丁寧に洗います。
このときに、筋の皮などがとれます。
このときも、丁寧にひとつひとつ行うのが柔らかい渋皮煮を作る
ポイントです。

次に、ひたひたのお水に重曹½と栗を入れて沸騰させ弱火で10分茹でます。
こちらをもう一度繰り返します。

最後に重曹を抜くために、重曹をいれずに10分茹でます。
ここまで、丁寧に行えると栗はもう柔らかくなっています。
ちょっと、お味見してみて下さい。
栗そのものの味が味わえます。

いよいよ味付けです！

渋皮煮を自分で作るときのいいところのひとつに甘味を自分好み
に調整出来ることがあります。
人それぞれ甘味の好みが違いますね。
わたしはたくさん食べたいので甘さを控えています。
1キロの栗に対し500グラムくらいの砂糖を使っています。
砂糖の量は好みで加減して下さい。
砂糖は二回に分けていれています。

茹でた鍋とは別の鍋に栗を入れ換えます。
ひたひたの水に砂糖の半量を入れて5分煮ます。
このとき、キッチンペーパーで蓋をして味を染み込ませやすくしています。
残りの半量の砂糖を入れて10分煮ます。
そのまま、あら熱がとれるまで置いておきます。

渋皮煮、味付け後は？

私は子ども達が食べますので砂糖で煮て終わりです。
ブランデーなどで香りつけするのも良いですね。
砂糖が染み込むようように一晩はキッチンペーパーをかぶせておきます。

2時間後くらいに家族で頂きます！
皆、美味しい～、柔らかい！と言いながら一回に3個から5個
食べてしまうのであっという間になくなります。

そのあとからは冷蔵庫に保管しています。
冷えた渋皮煮も美味しいですよ。
ここから2日間は子どもと私のお弁当に渋皮煮のデザートが入りました。

さいごに

柔らかくて美味しい渋皮煮。
5年くらい前から作り始めました。

最初は、皮剥きの段階でたくさんある栗の皮を剥かなければという
思いがあり何となく気忙しく行っていました。
そのため、荷崩れが多い渋皮煮になりました。

次の年、皮剥きが大変だから家族でやろうと思い皆で一気に行いました。
分担した分、楽でしたが剥きかたに性格が出てまちまちの渋皮煮が出来ました。

3年目…渋皮煮用の栗の皮を剥くのは私と長女、栗ご飯の栗を剥くのは
夫、長男、母と役割分担したことでそれぞれにあった栗の剥きかたが
出来るようになりました。
皆さんも、自分の好みに合わせた、家族に合わせた渋皮煮を作って下さいね。

柔らかく作るための栗の渋皮煮はゆったりした気持ちでゆっくりどの行程も
丁寧に行うことですよ～^^