中耳炎に子供がなる原因は?症状は?自宅での対処法は?
2017/12/24
子供がよくなる病気に中耳炎があります。
昔はプールやお風呂の水が耳に入って起こる病気だとも考えられていた頃もありましたが、全く関係ありません。
中耳炎ってどのような病気なのでしょうか。
我が家の場合は鼻水がずっと止まらなくて、違う病院に連れていって初めて中耳炎だと言われました。
中耳炎になる原因や子供のちょっとしたサインを見逃さないためにも、是非、読んでみて下さい。
関連記事
中耳炎と外耳炎の耳が痛い以外の症状の違いについての記事はこちら⇒
中耳炎に子供がなる原因は?
中耳炎とは、悪い菌が耳に入り起こる病気です。
風邪などで鼻やのどの病気の際に、そこから耳に細菌が入りこんでしまうのです。
10歳くらいまでの子供がよくかかります。
なぜ子供に多いのかというと、それは耳の構造が関係しています。
子供の耳は細菌が侵入しやすい構造になっています。
子供の場合、耳と鼻をつなぐ耳管が短く水平に近い角度をになっています。
そのため、鼻水が出ると鼻の細菌が耳にいきやすいのです。
子供は鼻水が溜まってもうまく出すことができません。
溜まった鼻水はくしゃみや咳によって耳に入り込み、細菌が増え炎症を起こし痛みを伴うのです。
そのため風邪をひいたら中耳炎を併発することはよくあることなのです。
中耳炎の子供の症状やサインは?
中耳炎の主な症状は発熱、耳の痛み、耳垂れ、聴こえにくいなどがあります。
大人なら言葉できちんと説明できますが、子供だと痛い場所がはっきりわからずうまく説明することができません。
しぐさや少ない言葉で判断するしかありません。
乳児の場合には
・ぐずぐずと泣き不機嫌
・痛みで眠れずミルクも飲まない
・耳に手を持っていったり、首を振る
などのしぐさで、痛みと不快感を示してきます。
そのため最初は、ただぐずっているだけだと思うかもしれませんが、あまりにも普段と違う様子が続くようなら病院で診てもらいましょう。
幼児の場合でも、「耳が痛い」と言えても、耳のどの部分なのか、ぶつけた痛みなのかチクチクした痛みなのか、詳しくは聞き出せません。
時には耳が痛いのに「頭が痛い」と言うこともあります。
しかも中耳炎の症状の出方は突然です。
朝は元気だったのに夕方になったら急に腫れることがよくあります。
「痛い、痛い」と泣き続け、ママはどこが痛いのか、なぜ痛いのかわからずびっくりしてしまうこともあるでしょう。
発熱して鼻水が出ているときに、耳や頭が「痛い」といった場合には中耳炎を疑って病院に行きましょう。
また、風邪が治まったと思った頃に痛みが出ることもあります。
中耳炎の症状はそれほど長引かず2.3日で治まる場合がほとんどです。
しかし耳の奥の膿はゆっくり抜けていきますので、痛みがなくなっても完治しているわけではなく、数週間あるいは数ヶ月かけて治っていきます。
中耳炎の子供の自宅での対処法は?
中耳炎を疑ったらすぐに病院に行くのが一番いいのですが、夜間や休日などですぐ行けない場合にはとりあえず自宅でケアしましょう。
中耳炎は症状が出たときにすぐに治療が必要なケースはほとんどありませんので、痛みが強く出ていても心配しないでください。
[自宅ケアの方法]
・冷やす
耳の痛みには冷やすのが効果的です。耳の後ろや下などを冷やしてあげましょう。
保冷剤は冷えすぎないようにタオルなどにくるんで使いましょう。
室温もあまり高くせず、涼しい場所のほうが痛みを和らげるのには有効です。
・痛み止めを使う
冷やしても痛みが治まらない場合には、病院でもらったものや市販の小児用の鎮痛剤があれば使いってもかまいません。
・耳垂れを拭く
膿が耳から出てくるのが「耳垂れ」です。清潔に保つためにも、耳垂れがある場合にはこまめに拭き取りましょう。
耳の入り口に垂れてきたものを拭き取る程度で、奥まで無理に拭くことはしないでください。
自宅ケアをして症状が治まっても、翌日には必ず病院に行きましょう。
中耳炎は症状が治まっても適切な処置をしないと、膿が残ったままで治療が長引いたり手術が必要になることがあるので、キチンと治療をしておきましょう。
最後に
中耳炎にかからないためには、鼻づまりを治すことが大切です。
鼻吸い器などを使ってこまめに鼻水を吸うことで、中耳炎の予防になります。
鼻水がひどくて大丈夫かな?と思ったら小児科や耳鼻科で診てもらいましょう。
病院によっては一度診てもらうと次回からは診察なしで鼻吸いだけやってくれる所もあるので、いろいろリサーチしてみるといいですよ。
関連記事
家で出来る鼻水対策の鼻吸い器でオススメの記事はこちら⇒
関連記事
-
卒園で先生にプレゼントを個人的に渡したい!どんな物がおすすめ?手作りは?
年末も押し迫って来ましたが、卒園を控えているママさんは卒園 の準備は進んでいます …
-
赤ちゃんの飛行機の耳抜き 離着陸時のタイミングは?寝てたら?ミルクは持ち込みできる?
赤ちゃんを連れての遠方への外出は、準備も大変ですし、移動中も大変。なるべく避けた …
-
こどもにおもちゃの与えすぎは良くない?どんな影響があるの?
何だかウチの子はあんまり色々自分ではやってくれないわ? と言うお母さんが最近増え …
-
チョコレートで歯がしみるのは虫歯?しみない虫歯ってあるの?
暑い夏は食欲が落ちてしまうため、つい冷たいアイスクリームやジュースばかり口にして …
-
乳歯が抜けたらどうする?止血の方法は?血が止まらないときは?
親にとって、子どもの乳歯が抜けて永久歯に生え変わることはうれしいものですよね。 …
-
子供が耳が痛いと夜中に泣き出した 実際にやった対処法で朝までぐっすり!
子供が夜中に突然、耳が痛いと泣きだしてしまいました。 とても痛そうで、寝てくれま …
-
アタマジラミの成虫の駆除方法は?シャンプーでおすすめのアレは子供の頭にも使える?
夏に流行ると思われているアタマジラミですが、実は最近は冬も流行しています。 頭ジ …
-
入園式・入学式のスーツでママはレンタルと購入どっちがお得?
子供の入園式は一大イベントですが、ママにとっては着る服に悩むところですよね。 フ …
-
赤ちゃんの首のあせもの治し方は?掻く時の対処法も!
赤ちゃんはとっても汗っかきです。 最近はエアコンが普及してきたため、あせもなんて …
-
突発性発疹の症状と写真 2回なる?保育園や幼稚園はいつまで?
乳幼児をお持ちのママさんなら一度は聞いたことがある病名「突発性発疹」。 スポンサ …