入園式・入学式の母親の服装でブラックフォーマルをアレンジして喪服を着こなすには？

2016/01/30

お別れの席としてや、厳粛なイメージの卒園式や卒業式と違い、一般的に入園式や入学式では、明るめの春らしい色合いのフォーマルスーツを着る方も多いですが、失敗なく無難な方法としてブラックフォーマルスーツを選ぶこともあります。

ブラックフォーマルは正式な式典に着る服ですので、入園式や入学式に着る分には問題ないと言う考えです。
ですが、ブラックフォーマルの生地は黒の中でも漆黒で、上下真っ黒で合わせてしまうと寂しい印象になりかねません。
入園式や入学式は華やかで明るい印象が大切ですので、着こなしが大切になってきます。

今回はブラックフォーマルを着るときの注意点や着こなしについてお伝えしたいと思います。

入園式・入学式の母親の服装はブラックフォーマルでもOK？

ブラックフォーマルを着るか着ないかを悩む前に、地域によっては入園式や入学式ではブラックフォーマルを着る決まりのある地域もありますので予め先輩のママに確認をしておくことが必要になってきます。

逆に、入園式や入学式では明るいワンピースやスーツスタイルが主流のところもあるので、いずれにしても事前にリサーチしておきましょう。

特に若い母親のいる入園式では華やかな服装の人が多いのであまりに地味だと浮いてしまうことも考えられます。
自分だけの考えで服装を決めてしまい、いざ式典に行った時に浮いてしまうといったことがないようにすることがお子さんのためでもあります。
子供は他のお母さんの服装などを意外とチェックしているものなので、他の人と比べて浮いてしまっていると、お子さんが後ろ指を指され兼ねません。

そんな可哀想なことにならないためにも、TPOを考えた上で、他の人とも浮かない服装を考える必要があるのです。

ブラックフォーマルを入園式・入学式に着る時の着こなしやアレンジ方法は？

ブラックフォーマルを着る時は、ブラックフォーマルを着ると言う決まりがない限り、地味にならないような着こなしをすることが大切です。

ジャケットとスカートと言ったセパレートタイプのブラックフォーマルの場合は、インナーのブラウスを明るい色のフリルのついたデザインや、シフォン地などで柔らかい雰囲気のものにすると顔周りも明るくなって地味さが和らぎます。
それから、ジャケットをクリーム色のツイードや、ライトグレーのノーカラージャケットにしても素敵ですね。

ワンピースタイプのブラックフォーマルでしたら、ジャケットを明るい色のものにして、胸にコサージュやブローチをつけると華やかさがアップします。

式典に合わせるアクセサリーはパールが主流ですが、ブラックフォーマルにパールだと完全に喪服になってしまうので小ぶりのペンダントトップがついたチェーンのネックレスなどが無難です。

インナーのブラウスは淡いピンクやクリームイエローなどがおすすめです。
ブラウスは胸元があまり開きすぎないように注意しましょう。
お辞儀をした時に中が見えないような襟ぐりを選ぶようにして下さい。

髪の毛はできればゆるく毛先だけ巻くと柔らかさが出て華やかさも生まれます。
ぴちっとアップにしてしまうよりはハーフアップにしたり、サイドだけ編み込みやゆるくねじったりすると素敵です。
バレッタなどの髪飾りをさりげなくつけることで明るさも出てきますね。

結論としてブラックフォーマルを着るときは、一式着てしまうのではなくスカートだけ、ワンピースだけを利用してあとは違うジャケットを着るとバランスがいいかと思います。

それに付け加えてアクセサリーで華やかさをプラスしていきましょう。
バッグや靴をクリーム色などにするのも明るさが出ていいですよ。

本番前に必ず鏡の前で実際に着てみてトータルコーディネートしてみましょう。
バランスの良し悪しも分かりやすくなります。

喪服の雰囲気を出さないようにブラックフォーマルを入園式・入学式で着るには

日本ではおめでたい席でも黒を着ることはおかしいことではなく、むしろ正式な服装とも言われます。

男性は同じ礼服をネクタイの色を変えることで冠婚葬祭全てこなしますよね。
ですが、ブラックフォーマルは深い光沢のない黒なので、どうしても喪をイメージさせてしまうので注意が必要です。

卒園式や卒業式では厳粛なイメージになるので濃い色の服装を着ることが多いためにブラックフォーマルでも違和感はありませんが、入園式や入学式ですと一部の地域を除きそうもいきません。
一般的には華やかさが欲しいので、ブラックフォーマルを着るときは必ず明るい色を合わせて喪服だと分からせないようにしましょう。