新生児の唇にできる吸いだこって何?いつまでできる?
産まれたばかりの赤ちゃんの上唇にできる「吸いだこ」。
場所的にも目立つ位置なので、気にしてしまうお母さんも多いのではないでしょうか。
一体どんな原因で起こり、どれくらい大きくなれば治るものなのか、まとめてみました。
新生児の唇にできる吸いだこって一体何?
産まれたばかりの赤ちゃんの、上の唇の中央辺りにできる丸い肉刺(まめ)のようなものが吸いだこです。
ほとんどの赤ちゃんが上唇にできますが、まれに上と下両方にできる赤ちゃんもいます。
なぜこのような吸いだこができてしまうのでしょうか?
原因その①
新生児は皮膚が薄くて弱い!
新生児の皮膚はまだまだ薄く弱いものです。
特に唇は皮膚の中でもとても薄い場所なので、ちょっとした刺激や摩擦にも弱い場所。
授乳や哺乳瓶を吸う動作を、1日に何度も繰り返すことで、薄い皮膚に摩擦圧がかかってしまうことで吸いだこができます。
ただこれは異常などではなく、新生児の多くが経験するもの。
特別心配する必要はありません。
原因その②
吸い方が未熟!
新生児は生まれてすぐに母乳を吸うことができます。
しかし、くわえ方や吸い方が未熟なので、唇を内側に巻き込みながら飲んでしまったり、深くくわえ過ぎたりしてしまうことも原因のひとつです。
これは、無理やり直そうとしても難しいので、授乳回数を重ねて経験を積むしかありません。
その間、吸いだこはそのままになってしまう上、さらに授乳で摩擦の圧がかかってしまいます。
しかし、赤ちゃん本人が吸いだこを痛がったりすることはあまりないため、気にせず授乳を続けていけば良いです。
吸いだこが唇のできるのはいつまで?
吸いだこは、遅くても4カ月ごろまでにはできなくなると考えてよいでしょう。
できては治り、できては治る吸いだこ、いつまで繰り返されるのか不安になっているお母さんもいるかもしれませんが、心配しなくて大丈夫です。
3~4カ月ごろになるとだいぶ体もしっかりと発達し、新生児のときと比べると皮膚も丈夫になっています。
3~4カ月の間しっかり授乳を続けていれば、赤ちゃんの唇の皮膚も摩擦により強くなるので、吸いだこもできにくくなります。
気付いたときには「あれ?できていない!」と感じるでしょう。
ただ個人差があるので、いつまでに治るという断言はできません。
一般的な目安として、3~4カ月ごろと考えておいてください。
もし4カ月過ぎても全く良くならない場合は、健診で専門医に相談してみるとよいでしょう。
吸いだこに治療は必要?
吸いだこは特別なことではなく、新生児にはよくあることだと分かっても、痛々しく見えてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、基本的に吸いだこを治療したりする必要はありません。
幼いころ、鉄棒を何度も練習したときに、手に肉刺(まめ)ができた経験をお持ちの親御さんも多いのでは?
吸いだこは肉刺と同じです。
弱かった皮膚は、何度も何度も練習を重ねることで、次第に摩擦に強くなり、皮膚自体が丈夫で強く進化していくのです!
実は筆者も、吸いだこを初めて見たときはとても驚きました。
まだ産院に入院中だったため、助産師さんにすぐ相談したところ「一生懸命飲んでいる証拠!勲章!」とほめられたくらいです。
ですから、温かく見守るくらいの気持ちでOKなのです。
ただし、めくれてきて邪魔になった皮膚を取り除いてあげ、唇が乾燥して悪化しないように保湿ケアをすることなどは大事です。
臨機応変にケアをプラスしてあげるようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
吸いだこは新生児の赤ちゃんが、一生懸命おっぱいを飲もうと頑張っている証です!
産まれたて赤ちゃんのチャームポイントでもあるので、あえてたくさん写真におさめておいても良いですね。
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