インフルエンザの検査を受けるタイミングと受診時の注意点は？

インフルエンザと診断されるためには、病院でインフルエンザの検査を受ける必要があります。
鼻の中に綿棒を入れる検査のため、小さな子どもは嫌がってなかなか病院に行かれないこともあります。

今回は、インフルエンザの検査を受けるタイミングと受診時の注意点についてお話しします。

インフルエンザ検査のタイミングは？

インフルエンザの検査は、発症後8時間を経過しないと正しい結果がでにくいといわれています。
朝方に熱が出たときには、夕方に受診し、夜に発熱したときには不安でも一晩は様子を見て、翌朝一番で受診するといいでしょう。

とくに子供が夜中に発熱すると、夜間救急で受診したくなります。
しかし、夜間救急で受診しても発症して間もなくだったときには、検査すらしてもらえないことも多いのです。
具合の悪い子どもを抱えて無駄足にならないように、落ち着いて判断するようにしましょう。
ただ、中には急な発熱と共に急激に症状が悪化することも考えられます。
とくに「意味がわからない言葉を話している」というような意識にかかわる症状が出たときには、急いで受診しましょう。

インフルエンザの検査はどの病院でどのように受けるの？

インフルエンザにかかってしまったかもしれないと思い受診するときにも、内科と小児科だけでなく、耳鼻科でも検査ができることがあります。

インフルエンザは毎年10月頃からワクチンの接種が始まります。
接種から抗体ができるまでは2週間程度かかるため、12月の流行期に入る2週間前までには接種しておくといいでしょう。
インフルエンザワクチンは、内科や小児科だけでなく整形外科や耳鼻科でも受け付けていることがあります。
内科や小児科が混み合っているときには、最寄りの整形外科などに電話で問い合わせてみるといいでしょう。

インフルエンザは発熱から始まると思われていますが、人によっては熱があまり上がらず、ひどい鼻水から始まるひともいるのです。
その場合は、耳鼻科を受診してインフルエンザの検査をしてもらってもいいかもしれません。
インフルエンザの検査は、鼻水を綿棒でとって専用検査キットに入れて待つだけです。
検査結果は15分ほどでわかるのですが、綿棒を鼻の奥まで入れるため検査を嫌がる人もいます。
小さな子どもで鼻水がひどい場合は、ティッシュに鼻をかませて検査をすることもあるようです。

インフルエンザかもしれないときの受診時の注意点

インフルエンザの可能性があって受診するときには、マスクをしていきましょう。
そして受付についたら、最初に「昨夜から39度の高熱が出ているのでインフルエンザの可能性があります」と伝えましょう。
結果的にインフルエンザでなかったとしても問題ありません。

インフルエンザの可能性がある人は、別室で待つことになります。

さいごに

インフルエンザの検査を受けるタイミングは意外と難しいものです。
「絶対インフルエンザだ」と思っていても陰性と出ることもよくあります。
家族にインフエンザにかかっている人がいるなど、感染している可能性が高いと思うときには、医師に状況を説明してみてもいいかもしれませんね。