インフルエンザ陽性なら薬を飲まないと治らない？いつまで？子供が飲まないときの対処は？

急な高熱の場合、インフルエンザを疑って医療機関ではインフルエンザの検査をすることがあります。
陽性だったときには飲み薬や吸入する薬を処方されるのです。
しかし、検査のタイミングがずれてしまったり、せっかく処方されても子どもが飲まなかったりということもよくあります。

今回は、インフルエンザと薬の関係、子供が薬を飲まないときの対処についてお話しします。

インフルエンザは薬を飲まないと治らない？

最近は、インフルエンザにかかると抗ウイルス薬が処方されることがほとんどです。
流行期に発熱があれば、とりあえず検査をされることもあります。

しかし、筆者が子供だったころには、インフルエンザ検査キットはありませんでした。
抗ウィルス薬もなかったため「インフルエンザかもしれない」と思っても、風邪と同じように自宅で栄養ある食事を食べながら安静に過ごしていたのです。
つまり、インフルエンザは薬を飲まなくても、体力がある若い人であれば乗り越えられることもあるということになります。

ただ、小さな子どもやお年寄り、疾患がある人は重症化することもあるため、流行期に発熱があれば受診して検査を受けたほうがいいでしょう。

インフルエンザの抗ウイルス薬はいつまでに飲めばいい？

インフルエンザの検査は、発熱もしくは頭痛などの症状が出てから8時間以上が経過してからでないと正しい結果が出ないこともあります。
子どもが発熱すると一刻も早く受診させたくなりますが、落ち着いて熱の経過を観察するようにしましょう。

受診して陽性の結果がでれば、抗ウイルス薬が処方されます。
インフルエンザウイルスは48時間増え続けると言われているため、それよりも前に抗ウィルス薬を飲むようにします。
抗ウィルス薬は、すでに増えてしまったインフルエンザウイルスを消すことはしません。
これ以上ウイルスが増えないようにする薬なのです。
つまり、薬を早く飲めば飲むほどウイルス数を少なく抑えることができます。
ウイルス数が少なければ少ないほど、回復も早まるということですね。

子供がインフルエンザの薬を飲まないときはどうしたらいい？

インフルエンザが陽性となると、子どもにも抗ウイルス薬が処方されます。
粉末の薬もしくは吸引するタイプの薬が多いでしょう。
粉末の薬は、飲ませる量も回数も多いため、飲み切ることは難しいようです。
そのため最近は、吸入タイプの薬を処方される傾向があります。

しかし、「粉末タイプは飲みにくい、吸入タイプは難しい」という難点があります。

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粉末タイプの場合は、薬局に粉薬を飲ませるときに使うゼリーが売っているので、使ってみるといいでしょう。

吸入タイプの薬は、本番前に練習するキットが病院にあります。
笛のようになっていて、上手に吸い込むことができればピーと音が出る仕組みになっています。
子どもが吸入できるか心配なときには、練習キットで練習をしてみるといいでしょう。

さいごに

抗ウイルス薬は、上手に使えれば発熱期間を短くすることができると言われています。
できれば飲ませたい薬ですが、飲まない子どもも多いものです。
どうしても薬を飲ませたいときには、医師に相談し他の方法を検討してもらうといいかもしれません。