ふたご座流星群　ピークの時間は？観察できる方向とスポットは？3つのポイント

2015/12/01

12月に見える流星群と言えばふたご座流星群ですよね。

2015年のふたご座流星群は観察に適していると言われています。

まず、12月15日の未明に極大時刻を迎えると言うことがひとつ。
極大時刻とは、流星群が活動する時間帯の中で一番多くの流星が出現する時間のことを言います。
そして、12月14日の月の入りは19時18分なので、流星が飛び出してくるように見える場所である放射点が高くなる時間帯の15日の未明には、月明かりに邪魔されることなく観察が可能だからです。

今回はその絶好のチャンスを逃さないように、ふたご座流星群を見るポイントをご紹介したいと思います。

ふたご座流星群のピークの時間はいつ？

2015年のふたご座流星群は12月14日の夜から、15日未明に多くの流星群が出現します。

ですが、13日夜から14日未明にも出現し始めます。
予想外のタイミングで流星が出現することもあるので、なるべく長い時間観察することが大切です。

具体的な時間は、20時以降ならいつでも大丈夫です。

特に22時から未明にかけての時間帯が特に適しています。

ふたご座流星群の放射点が最も高くなるのは2時ごろで、22時から未明までは放射点の高さが高い状態が続くので多くの流星が出現します。

ふたご座流星群が観察できる方角は？

ふたご座流星群は、ふたご座のカストル付近から飛んでくるように見えます。

流星は全天に流れ、どこに流れるか予測がつかないので好きな方角を見ていて大丈夫です。
おすすめの見方は寝転がってみることです。

長時間眺めて首が疲れてしまうのを防ぎ、まんべんなく全天を見渡すことができるからです。
長時間観察しても疲れない格好で観る事が天体観測のポイントでもあります。

流星を見る場合は望遠鏡や双眼鏡は使わず、肉眼で見渡すように見るといいでしょう。

ふたご座流星群の観察スポットは？

一番流星が流れる時間帯では、1時間に60個から80個くらいが出現すると予想されています。

実際に見る事ができるのは、暗いところならば1時間あたり40個以上見ることができるかもしれません。
都市部などの明るいところだと、暗いところと比べて10分の1以下になってしまうこともあります。

見るのならば、町明かりのないところがいいですね。

人口の光がないところ、視界の開けたところで見るのがポイントです。

観察する時の注意点をいくつか挙げておくので気に留めておくようにして下さい。

ふたご座流星群を見るポイントとマナー

まずは、人は普段明るいところに慣れていますから、いきなり暗いところに行っても星を見つけることさえ難しいことがあると思います。
焦らずに、屋外に出たら目が暗さに慣れるまで15分程度は目を慣らすため夜空を観察するようにしましょう。
流星群と言っても、流星が雨のように降ってくるわけではありませんので焦らずゆったりとした気持ちで観察することが大切です。

そして、12月はかなり寒いです。
特に未明ともなると一番冷え込む時間でもあるので、防寒対策はしっかりとして下さい。
寝転がるにしてもレジャーシートだけでは冷えてしまうので、毛布や寝袋などを用意するといいですね。
深夜ですので、事故には気を付けてください。

あとはマナーとしての注意点です。
民家の近いところでしたら騒いだり大きな声を出したりしないこと、私有地を含めて立ち入り禁止の場所には入らないことを心がけてくださいね。

また、星を観察する時に光は禁物です。
自分もその光にやられて星が見にくくなってしまいますし、まわりにも空を見上げている人がいたら明かりはつけないようにしましょう。
スマホなどの画面もかなり明るいので注意が必要です。
特に気を付けたいのは、星の写真を撮っている人がいたら人口の光があるだけで写真が台無しになってしまうので気を配る必要があります。
星の写真を撮る場合はシャッターをあけっぱなしにした状態で撮るので、ちょっとした光も写ってしまうからです。