ポリエステルと綿はどっちが暖かい?違いは?
2018/09/17
最近の服売り場には、さまざまな化学繊維で作られた服が並んでいます。
季節や土地に応じた素材を上手に選ぶことで、より快適に過ごすことができますね。
今回は、化学繊維の代表ともいえるポリエステルと天然素材の代表である綿を比較してお話しします。
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ポリエステルと綿はどっちが暖かい?
ポリエステルは、化学繊維です。
綿は、綿花から作られた天然繊維です。
ポリエステルと綿とを比較すれば、ポリエステルの方が暖かいでしょう。
ポリエステルは、吸汗性がありませんが空気をたくさんふくませることができるため、保温性に優れています。
綿も密度を高くすれば、一定の保温性がありますが、ポリエステルほど空気をため込むことは難しいでしょう。
また、綿は吸汗性が高いため、汗をすぐに吸収します。
吸収された汗は、徐々に乾き始めるわけですが、乾くときに気化熱を奪っていくのです。
熱を奪われるとき、体は「涼しい」と感じます。
一方、ポリエステルに吸汗性はないため、気化熱も綿のように感じません。
そのため、綿よりもポリエステルの方が暖かく感じるのです。
ポリエステルと綿の違いと特徴は?
ポリエステルと綿の違いは、化学繊維と天然繊維の違いです。
ポリエステルは、人の手で作られて繊維であるため、しわになりにくく加工しやすいメリットがあります。
また、天然繊維のように気候に左右されずコンスタントに製造できることから、価格が安く安定している傾向があります。
一方、綿は気候や供給量によって価格が変わります。
最近は、綿花の価格が高騰しているため、綿素材の服は減ってきているように感じるかもしれません。
ただ、綿素材は天然素材ならではの肌触りがあります。
ポリエステルはチクチクすると感じる人でも綿であれば問題ないことがほとんどです。
ポリエステルと綿との特徴の違いは、吸汗性でしょう。
ポリエステルは、汗や水を吸い込むことはしません。
そのかわり、密度を高くすることで風も通しにくくなります。
一方、綿は汗も水もグングン吸い込みます。
そして、風も通すため「防寒対策」には向いていないかもしれません。
子供に着せる服はポリエステルがいい?綿がいい?
子どもに着せる服は、肌に近ければ綿がいいでしょう。
子どもは大人よりも汗をかきます。
吸汗性の高い綿を着せたほうが、快適に過ごすことができます。
ただ、綿は汗を吸い取った後、乾くまでに時間がかかります。
汗を吸い取った綿の肌着は、すぐに着替えるようにしましょう。
ただ、綿100%のものは耐久性に欠けるかもしれません。
動きの激しい子どもには、綿とポリエステルが混ざった素材を選ぶと強度もあり長持ちします。
さいごに
最近は、ポリエステルの中でも吸汗性と速乾性に優れた繊維が登場しています。
また、ポリエステルはしわになりにくい特徴があります。
旅行に出かけるときには、軽くてしわになりにくいポリエステルの出番も多いかもしれません。
用途に応じて、ポリエステルと綿を上手に使い分けてみましょう。
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