赤ちゃんのあせもにワセリンは悪化するのはなぜ?正しいケア方法と対策は?
赤ちゃんの肌は大人と比べて、とってもデリケートですね。
でも汗が出てくる汗腺の数は大人も子供もほぼ同じなのです。
だから大人よりも表面積が小さい子供の方が汗腺の密集度が高く、汗疹もできやすいものなのです。
今回は、赤ちゃんに汗疹ができたときの正しい対処方法についてお話しします。
正しいと思って行っていた対処方法が実は症状を悪化させているかもしれませんよ!
赤ちゃんのあせもにワセリンを使うと悪化するのはなぜ?
赤ちゃんに汗疹ができたとき、ワセリンを使うと実は悪化するんですよ。
ワセリンは副作用の心配も少なくて、赤ちゃんの肌トラブルには強い味方で常備している方も多いはず。
でも、使い方によっては症状を悪化させてしまうことがあるので注意しましょう。
ワセリンは塗ることによって皮膚の表面を薄くカバーするんです。
だから、傷口にワセリンを塗っておくと治りが早くなったように感じるんですよね。
でも、汗疹は汗腺から汗がうまく出ることができなくなってしまったことが原因でできるものですよね。
だから汗疹の上からワセリンを塗ってしまうと、詰まった汗腺の出口をさらに覆ってしまうことになるんです。
ワセリンは、傷口や肌をガードする必要があるときには適しているけど、汗疹にはむいていないんです。
赤ちゃんの汗疹の正しいケア方法は?
赤ちゃんの汗疹のケア方法は、まず汗をこまめにふき取り清潔にしておくことなんです。
詰まった汗腺の出口を清潔にすることで、汗疹は改善されていきます。
汗疹には2種類あって、白い汗疹と赤い汗疹があるんです。
白い汗疹は肌表面の浅い部分が汗疹になった状態で、赤い汗疹はもう少し深い部分まで汗疹になってしまった状態です。
白い汗疹なら、汗を拭いたり清潔にしておくケアだけで数日で治すことができるはず。
でも、赤い汗疹はかゆみをともなうこともあるから、洗うだけではなかなか治すことはできないんです。
赤い汗疹で、かゆみもあるようなら塗り薬を使った方がいいですよ。
患部は清潔に乾かした状態にして、お風呂上がりの清潔な肌に塗り薬を塗るりましょう。
症状が部分的で比較的軽いようであれば、ポリベビーやムヒベビーのようなステロイドが入っていない軟膏がオススメです。
薬局で手軽に買うことができるから便利ですよね。
ただ、掻きむしってしまっていたり、範囲が広がっているようなら皮膚科や小児科を受診してステロイド入りの軟膏を処方してもらった方がいいですよ。
汗疹は掻いてしまうと傷口から黄色ブドウ球菌が入ってしまって、とびひになってしまうことがあるんです。
とびひは短期間で全身に広がってしまって、ひどくなると飲み薬も使わなくてはならなくなるんです。
汗疹はとびひになる前に完治させることが大切ですよ。
赤ちゃんの汗疹対策で日頃からできることは?
赤ちゃんの汗疹対策は、いつも使っているものにちょっと工夫してあげるだけで十分なんです。
赤ちゃんや小さな子供は、汗をかいても自分で拭いたりシャワーで洗い流すことができないから汗疹になりやすいんです。
だから、汗をかきやすい場所に汗をどんどん吸い取ってくれるくれる素材を当てておくだけでもいいんです。
赤ちゃんが長時間使うものは、ベビーカーや車のチャイルドシートがありますよね。
実は、ベビーカーもチャイルドシートも肌に直接あたる部分が化繊でできているものが多いんです。
化繊は汚れには強いけど、赤ちゃんの柔らかい肌には刺激が強いし汗を吸い取る材質ではないんですよね。
手芸や縫い物が得意なママならカバーや背当てを手作りしてみてもいいけど、最近は汗疹対策の便利グッズがたくさん販売されているので活用しましょう。
可愛い絵柄のものも多いから、車やベビーカーのイメージチェンジも兼ねて選んでみても楽しいですよ。
さいごに
赤ちゃんの汗疹は、汗をしっかりケアすることが大切なのですね。
便利グッズを利用して、暑い夏を快適に過ごさせてあげましょう!
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