子供のカサカサ唇の荒れの原因は?大人用のリップクリームはダメ?正しい対処法はコレ!
2018/12/11
子供も大人と同じく寒くなると唇が荒れてガサガサしてきますよね。
そのうち治るだろう~
と思ってそのままにしていると、荒れた部分が広がって痛々しい状態
になりかねません。
そうなる前にケアしてあげたいけど、大人と同じようにリップクリーム
をつけても大丈夫なのでしょうか?
正しい対処法を唇が荒れる原因と一緒に見ていきましょう。
子供の唇が荒れる原因は?
大人の唇の荒れはひどくなったとしても唇だけにとどまることが多い
のですが、子供は唇の周りの皮膚まで荒れてしまい、唇が一回り大きく
なってしまったような状態になることがあります。
唇が荒れる原因はいくつかあります。
・皮膚のバリア機能が低い
子供の皮膚は薄く、大人に比べて皮脂分泌が少ないのに汗はたくさんかきます。
そのため皮膚が自己防衛するバリア機能が低いので、すぐに荒れてしまうのです。
寒さや乾燥以外にも、紫外線や歯磨き粉、食べ物などの刺激を受けます。
・すぐになめてしまう
なめると唾液で潤う気がするのですが、むしろ乾燥が進んで荒れがひどく
なります。
大人なら我慢できるところですが、子供は無意識でなめてしまいクセに
なってしまうこともあります。
・口呼吸をしている
口で呼吸すると唇の乾燥をおこして荒れます。風邪などで鼻が詰まって
いるときも口呼吸になってしまいます。
そんな時は鼻の通りをよくしてあげることが必要です。
・食べた後、口の周りを拭かない
食後、食べ物が口の周りについたままにしておくのも荒れる原因のひとつです。
食後は忘れずに拭いてあげましょう。
・栄養不足
ビタミンが不足すると唇も荒れてきます。偏った食事をしていないか、
食生活を見直してみましょう。
また、水分が不足しても荒れやすくなります。
・胃腸が荒れている
食べすぎ、偏った食事、または体調が悪いときなど、胃腸が荒れているとき
にも唇の荒れが見られます。
子供の唇に大人用のリップクリームを使ってもいいの?
子供の唇が荒れたら、とりあえず自分が使っている大人用のリップクリーム
をつけておく、という方もいると思いますが、これはあまりお勧めはできません。
甘い香りがついているものもありますね。
そんないい匂いのリップクリームをつけたら、なめてしまい悪化してしまう
可能性があります。
子供の唇が荒れてしまったときの正しい対処法
では子供の唇の荒れに対する正しい対処法を見ていきましょう。
唇を清潔に保つ
食後や外出から帰ったら、唇と口の周りが汚れていないかチェックしましょう。
汚れていたら、ぬるま湯で湿らせたガーゼで優しく拭き取りましょう。
ゴシゴシこすらず、押さえる程度にしてください。
もし唇が割れて出血している場合も、同じように優しく拭いてあげましょう。
出血はすぐに治まるので心配ありませんが、切れたところから雑菌が入らない
ように清潔にしておくことが大事です。
保湿する
清潔にしたら保湿をすることを忘れずに。
●リップクリーム
子供用(赤ちゃん用)リップクリームは、ほとんどが天然成分を使って
いるので安心です。
塗る時は唇のシワに沿って縦方向に優しく塗るようにしましょう。
クリームが柔らかく塗りやすいです。
新生児から使えるオーガニック100%のリップクリーム。
スティックタイプなので指にとって優しく塗ってあげましょう。
赤ちゃんはもちろん、ママの乳頭ケアにも使える所がうれしいですね。
市販のリップクリームを買う時は、成分をよく確認し薬剤師に相談するといいでしょう。
子供用リップクリームで薬局に置いてあるものについての記事はこちら⇒
●ワセリン
皮膚に油の膜を作って保護するのがワセリンです。保湿力に優れているので、
唇以外の皮膚疾患にも用いられることが多いです。
乳幼児に使う場合は、病院で処方されるプロペトなどの不純物が少ない
ものがいいですね。
小さいかな~と思いきや、少量でも保湿してくれる優れもの!
チューブタイプなのも使いやすいですね。
●馬油
馬油は角質層まで浸透するので肌の奥から乾燥を防いでくれます。
昔から保湿や火傷の治療など、万能薬として使われてきたものです。
ややにおいが気になるかもしれません。
さいごに
唇が荒れたら、それ以上ひどくならないように正しいケアをしてあげましょう。
ケアをしてもなかなか治らない場合は、皮膚科の受診をお勧めします。
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