耳が痛いと子供が夜中に泣く!?その原因と対処法とは?
夜中に突然、子供が泣きだし「耳が痛い」と訴えてきた経験、ありませんか?
突然のことにママやパパも動揺してしまうかもしれません。
しかし、実は突然の耳の痛みは、風邪をひいた幼児にはよくあること。
慌てず冷静な対応が求められるので、その心得を知っておきましょう!
夜中に子供が耳が痛いと訴えてきたとき、考えられる原因は?
子供の耳が痛い原因として考えられるのは、以下のような原因です。
・急性中耳炎
・急性外耳道炎
・耳下腺炎(おたふく)
・虫歯
この中でも、圧倒的に多いのは急性中耳炎です。
夜中に突如耳が痛いと言って泣き出す場合、まず中耳炎を疑うべきです。
夜間救急などを受診する子供で、耳が痛いという症状がある場合、約半分は急性中耳炎だとも言われています。
中耳炎は、風邪などのウイルスが耳管を通り、内耳に到達して感染することで起こります。
突然激しい痛みが出るのが特徴です。
風邪をひいていて鼻水や咳の症状があるなら、なおさら中耳炎の可能性が濃厚になります。
それに対し、急性外耳道炎は「耳を押したり触ったりすると痛む」という症状から始まることが多いです。
夜中に突然痛くなるというより、朝起きたときに激しい痛みを感じることが多いです。
子供に耳かきをした日や、幼稚園や学校でプールに入った日などに起こりやすいでしょう。
また耳下腺炎は、耳周辺の痛みとともに頬が大きく腫れてくるのが特徴です。
虫歯も、最初は小さな痛みや違和感だったものが、徐々に傷みを増してくるケースが多いでしょう。
子供の耳が痛いときにやってあげられる対処法とは?
子供の耳が痛いときの対処法は以下の通りです。
・耳を冷やす
・鎮痛剤を飲ませる
・様子を見る
まず、耳が痛いと激しく泣いていても、慌てず冷静に対応することが大事です。
急性中耳炎の場合、少し時間が経つと耳の痛みは軽減します。
痛くて泣いているところを無理やり病院に連れて行ったり、救急車を呼んだりする必要はまったくありませんので、安心してください。
耳の痛みは、氷や冷えピタなどで冷やすことで軽減されます。
また、冷やしてもあまり効果がないときは、小児用の鎮痛剤を使用しましょう。
解熱剤を自宅に常備されている場合、それが鎮痛剤になりますので、用法・用量を守って服用させてみましょう。
急性中耳炎ではなく、外耳道炎や耳下腺炎などであっても、一刻を争うような病気ではないので焦らずに対応しましょう。
痛みが和らぐまで自宅で対処法を試し、落ち着いてから病院を受診すればOKです。
子供が耳が痛いと夜中に泣き出した時、朝までグッスリ寝てくれた対処法についての記事はこちら⇒
子供に多い急性中耳炎とはどんな病気?
〈急性中耳炎の耳痛以外の症状〉
・発熱
・耳垂れ
・耳の閉塞感
子供が耳の痛みを訴えるとき、半数は急性中耳炎だとお話しました。
急性中耳炎は子供に多い、内耳の感染症です。
大人もかかることがありますが、6カ月の~2歳までの子供に非常に多い感染症です。
耳の痛みとともに、発熱が起こることも多いので、体温のチェックをこまめに行いましょう。
耳の閉塞感は、小さな子供にはうまく説明することが難しいので、表に現れないかもしれません。
中耳炎は発見や治療が遅れると、聴力に支障が出る可能性もあります。
繰り返し中耳炎になる子供も多いので、早めの治療が必要になります。
受診の時期は、耳の痛みを訴えてから丸1日程度であれば問題ありません。
夜中に耳が痛いと訴えたときは、翌朝の病院の開院を待ってからで大丈夫です。
ところが何日も放置しておくと悪化する可能性がありますので、注意が必要です。
また、急性中耳炎が疑われるときは、小児科医ではなく耳鼻咽喉科を受診すると見落としがなく安心です。
子供が中耳炎になる原因や症状や対処法についての記事はこちら⇒
さいごに
いかがでしたか?
子供の耳が痛い原因は、半数が急性中耳炎、その他にも様々要因があります。
お子さんの前後の様子や、風邪の感染状況などから冷静に判断するようにしましょう。
仮に急性中耳炎であっても、正しい治療を行えばちゃんと治るものなので、慌てずに対処していきましょう。
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